あなたは、血糖値を下げることができますか?
と、聞かれた時に、下げることができると答えられる・・・この記事では、そんな学びができると思います。
私は、2014年に市の一般健康診断を受診するまで、病気で入院したことがない、きわめて健康な人間だと思っていました。
ところがこの時の健康診断で、血糖値が高いと診断されたのです。
当時は、起業して10年という超ストレスフルな生活の中にあり、健康に気づかう心の余裕はありませんでした。
仕事上のストレスと夜遅くの食事は、私の体に少しずつダメージを与えていたようです。
血糖値の異常を指摘され、糖尿病といった生活習慣病の治療が始まってから、私はこの言葉から解放されることはありませんでした。
現在も、常に血糖値が気になっていますが、以前の私からすると、対応が上手にできるようになっていると思います。
そこで、私が体験してきた血糖値の改善について、いつ本気で取り組むようになったのか、何故そう思ったのかの理由を深掘りしてみたいと思います。
今、血糖値にお悩みの方に、解決の手掛かりとなるような、体験を通して得た情報を、提供してみたいと考えます。
目次
1.なぜ、血糖値が高くなったか
2.血糖値をどう理解したか
3.どのように治療に取り組んだか
4.結果どうなったか
私の体験談
5.血糖値は完治しない
6、健康づくりへ
1.なぜ、血糖値が高くなったか
市の健康診断で血糖値が130mg、HbA1C 6.3%という結果が出て、糖尿病の疑いがありますと、薬の服用を促された時は、驚きました。
「えっ、お薬ですか・・?」
すぐには、お薬を飲むことが承知できなくて、食事に注意するからと飲むことを猶予してもらいました。
でも、次の受診日の血液検査でも血糖値が高く出て、薬が始まりました。
起業して、仕事ずくめの10年、夜遅い食事、アンバランスな食事内容など、確かに何故、血糖値が高くなったのか、答えが出てくる生活でした。
2.血糖値をどう理解したか
血糖値が高いと診断された時、私は、自分が大きな病気もしたことのない、健康体だと、まだ、自負していました。
糖尿病は、生活習慣病といわれ、ガンなどといった深刻な病気ではないはずだし・・
「血糖値が高い人の話は、よく聞くし、薬さえ飲めばいいでしょう」
と軽く考えてしまいました。
3.どのように治療に取り組んだか
「薬さえ飲めばいいでしょう・・」
どこか血糖値が高いことに注意していなくて、仕事に追われて、病気のことを忘れていることも・・
そうしているうちに、疲れとストレスで息苦しさを感じて受診。
不整脈の診断が出てしまいました。
担当医も循環器系の医師になり、治療も不整脈の治療が中心になりました。
糖尿病の薬も循環器の医師により処方となりました。
3,4年が経過するうちに、血糖値は次第に上昇していき、HbA1C も8%を超えるようになってしまいました。
実際、糖尿病の合併症として不整脈を捉えて、糖尿病の方をしっかり治療すべきだったのかもしれません。
結果、2020年6月の検査で血糖値194mg HbA1C 9.2%の結果が出て、循環器の医師から、糖尿病の専門医に回されました。
血糖値が高いと診断されてから、7年が経過しています。
この時点から、私自身の治療姿勢も変わりました。
しっかり治療しないと将来、重篤な症状を背負うことになると真剣に考えることができるようになりました。
さて、このときの気持ちや治療経過などは、Gooblogに投稿していますので、転載していきたいと思います。
4.結果どうなったか
私の体験談をGooblogに投稿しました。
転載します。
人の風景 emikolife 270話 食を楽しむために・・
健康診断で血糖値が高いと診断されてから、およそ6年になりました。
病気だという意識が全然なく、まして、危機意識もないまま定期的な受診をして、処方された薬を飲むといった治療姿勢でした。
そんな私が、治療しなくてはいけない、と真剣に受け止めたのは、2019年4月。
この頃から、HbA1C の値が7.0となったのです。
「食事を注意します」と、何度も医師に誓いながらも努力を怠り、ついに、2020年1月には8.3、3月8.9・・と高すぎの値になってしまいました。
それまで循環器内科の医師が、糖尿病の薬も処方されていたのですが、
「今日はこの後、糖尿病専門の先生を受診してください」
「は~、はい」
2020年6月に糖尿病専門の先生を初めて受診。
この日の血糖値は194 HbA1C は9.2.
そんなに飽食も、爆食いもしていないのに、なぜかな・・と言った気持ちです。
「血糖値は、食事によって高くなるというだけではないので、もう少し調べてみましょう」
「食事指導を申し込んでおきますので、帰りに受けて帰ってください」
そんなに悪いんですか・・?の私の問いに、
「検査入院をしなくてはいけないくらいですよ」
あぁ、そうなんですね・・。
この日、私は、治療についての先生の言葉を、真剣に受け止めたのです。
薬が変わり、食事についての自身の態度も変わりました。
翌月の検査結果は、血糖値187 HbA1C 8.5。
「インシュリンを誘発する薬を足してみます」
この日の食事指導も先生が申し込まれていて、再度、受けて帰りました。
前回のときに求められていた私が食べた物を記録した「食事記録用紙」を持って、再度、管理栄養士さんの指導を受けました。
私に必要な、1日の摂取量1520Kcalを、どのように摂るのか、食品交換表を見て大まかな食事の摂り方が理解できました。
1回の食事を500Kcalで食べるとした時、何をどれだけ食べるかの計算が、できそうにありません。
そこで、管理栄養士さんから、いろいろな状況に応じた宅配食があることを教えていただきました。
「1回500Kcalの食事で摂る惣菜の量がハッキリ分からないなぁ」
宅配食を食べてみて、専門家が作った量と味を知ることにしました。
そこで選んだのが、日清医療食品の『食宅便』です。
食事制限などに対するいろいろなケア食がありました。
その中から【低糖質セレクトコース】を選びました。
コースの内容です。
糖質を控えながら、食べ応えばっちり。 食材と調理方法を工夫して、生まれた人気メニュー。
お届けサイクルは、毎週、隔週配達、月イチの中から、隔週配達を選択。
メニューは、お任せにしました。
1回に届く惣菜数は7個です。
代金は3920円(1個当たり 560円)+代引代金 1回の支払代金は4630円。
このセレクトコースで2020年9月2日に開始しました。
これまでに13週分(91個)の配達がありました。
糖質を無理なく制限! 管理栄養士監修「食宅便 低糖質セレクト」
これまで食べてきた感想です。
1、とても簡単に食べることができます。
2、味は、とても良いです。美味しいです。
3、主菜と副菜の量がわかります。
今日の食事です。
食宅便の惣菜です。
一目で量が分かります。
惣菜にご飯とみそ汁を添えていただきました。
惣菜は、皿に移し替えてもよいのですが、トレーがきれいなので、そのまま使っても気になりません。
1日3回の食事を全て食宅便で摂る訳ではありませんが、1食を食宅便で摂ると後の食事の量が掴めるようになりました。
2020年9月に始めて、6か月の継続です。
味に飽きることなく続いています。
さて、血糖値の変化はどうなっているでしょう( ^ω^)・・・?
8月の血糖値 141 HbA1C 7.6
11月の血糖値 158 HbA1C 7.1
2021年2月の血糖値 99 HbA1C 6.6
この数字は、決して食事のみの数字ではなく、糖を尿と一緒に出す薬を服用したことにもよると思います。
それでも、適切な治療が行われたのかもしれないと、診察日の帰り道は、心が軽かったですよ。😁
もっと、頑張れると思えました。
次回は、もっと食宅便のシステムやメニューの内容についてお話します。
さらに、同時に始めた宅配食 Nosh ナッシュについても紹介します。
5.血糖値は完治しない
自分で測る血糖値の測定器を購入して、朝、食事前に検査します。
夜の食事内容で、朝の血糖値が変化しますが、今では血糖値が100mg以下のこともあります。
一日の生活の中で、コヒーやお菓子、果物を食べないでいることができません。
好きな物を体のためを思って、全て断つこともできません。
しかし、医師の治療方法と私の食生活を同調させて改善できるようにすることは出来そうです。
6、健康づくりへ
「生活習慣病がわかる本」 日野原重明著 ごま書房出版
聖路加国際病院理事長として、長年医療業務に携わられた日野原重明先生の著書に書かれている文章を抜粋してみたいと思います。
私たちの健康を守るための姿勢が書かれているのを見つけました。
タイトル「血糖値を下げるキーポイントは自分の生活習慣を知ること」
正に、日野原先生のお言葉の通りです。
「生活習慣病」がわかる本 日野原重明著 より抜粋
成人病は、一度かかっつたら治らない慢性病
成人病(生活習慣病)は一度かかったら治らない病気です。動脈硬化、高血圧、脳卒中、心臓病、糖尿病、慢性の呼吸器病や肝臓病、痛風などは、検診で発見されることで解決されるものではありません。
たとえば、糖尿病と診断された人が食事療法をきちんと守ったおかげで、血糖値などの数値が下がって、医師から「これなら大丈夫です」と言われたとします。しかし、だからといって、病気そのものが治ったわけではありません。やれやれ安心とばかりに食事療法をやめてしまったら、またもとの状態に逆戻りするだけでしょう。動脈硬化や高血圧などにしても同じで、根本的に治るということはありません。一生つきあっていかなければならない慢性病なのです。
中略
こうした慢性病にかかってしまったら、どんな名医でも、あなたの病気を治すことはできないのです。もちろん、薬によってある程度症状を抑えることはできます。降圧剤を飲めば血圧は下がりますし、狭心症の発作が起きたとき、ニトログリセリンを飲めば苦しい症状を取りのぞくことはできます。しかし、これらはあくまでも対症療法にすぎません。
また、こうした慢性病をそれ以上悪化させないようにすることもできます。しかし、その場合でも、医師がなんとかしてくれるだろうと思っていたら大まちがいです。医師は、こうしたほうがいいというアドバイスはできても、そのアドバイスをあなたが実行してくれなかったら、どうにもならないのです。
長いあいだの悪い生活習慣によってつくられた病気は、その生活習慣を改めないかぎり、どんどん悪化への道をたどるだけでしょう。つまり、あなた自身が悪い生活習慣を直すためにどれだけ努力するかによって、病気の進行にストップをかけられるかどうかも決まってくるのです。言いかえれば、医師まかせ、薬まかせではなく、自分で自分の主治医になったつもりで、毎日を送っていくということです。
そうすれば、病気を持っていても、健康な人と同じように毎日を充実して過ごすこともできるようになるでしょう。--後略ーー
改めて、先生の言葉を自分に言い聞かせたいと思いました。
自分の生活習慣を知り、自分で改めていくしかないと心に刻み、実行するように努力すれば、血糖値も、血圧も改善できるということになります。
血糖値が下がらないと悩んでおられましたら、食事や運動など生活の中で習慣化してしまっている悪癖を改めていくのが、健康づくりのキーポイントであり、血糖値を下げ、数値を良くしていくキーポイントでもあると言えます。
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